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待合室で

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先日、娘の歯の治療のため以前娘が勤めていた歯科医院へ行きました。娘が勤めていた頃はまだ久留米行きのバスが通っていたのですが、このバス路線が廃止になったのです。ここの待合室はいい意味でとても田舎の雰囲気を残していることを知りました。待合室のソファーに座ると隣に50歳前後の男の人が座っていて写真の犬小屋を指して「犬が死んだげなですね」と前からの知り合いのように話しかけてくるのです。「私も犬を飼っています。ミニダックスなんですが」と言ってケータイのカメラの中から一生懸命ミニダックスの画像を探して私に見せようとされますがとうとう「見つからん」といかにも残念そうに言います。「私も同じもの飼っていますよ」とデジカメから画像を取り出し見せました。それから犬の話で話が弾み、次々に待合室に入ってくる人がみんなが前から知っている人のようにいろいろと話をして、それも若い人も一緒に。昔のバスの中で隣の席の人に「どちらからですか?」と気軽に話しかけていたときのようです。こんな場所がまだ存在していたのかと、その暖かさ、ともすれば煩わしくなりそうな会話ですが、人間関係の適当な密さを感じさせました。おかげで時間待ちのため持っていった文庫本はバッグにはいったままでした。犬の話をしていた男の人は院長に「ここの水は美味しいですよ、コーヒーでも飲んでください」と言って調音の滝から汲んできたという水を渡して帰られました。

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